EU統計局ユーロスタットは13日、ユーロ圏の6月の鉱工業生産指数（季節調整済み、速報値）は前月比で0.3％低下したと発表した。下げ幅は前月の1.1％から縮小したものの、2カ月連続でマイナスとなり、ユーロ圏の景気回復がもたついていることをうかがわせている。（表参照）
分野別では非耐久消費財が1.9％、エネルギーが0.7％の幅で低下した。資本財は横ばい。中間財は0.4％、耐久消費財は2.3％上昇した。
EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は0.1％低下した。データが出そろっている24カ国ではスペイン、ギリシャなど11カ国でマイナスとなった。
前年同月比ではユーロ圏が横ばい、EUが0.7％の上昇だった。
