欧州銀行監督機構(EBA)は11月29日に公表した欧州銀行セクターのリスクと脆弱性に関する年次報告書で、全体としてはバランスシートの改善がみられるものの、マイナス金利政策が長期化する中、収益性の...
2019/12/2
EU情報
銀行は収益改善へ支店閉鎖・合併など検討を、EBAが年次報告書で指摘
この記事の要約
欧州銀行監督機構(EBA)は11月29日に公表した欧州銀行セクターのリスクと脆弱性に関する年次報告書で、全体としてはバランスシートの改善がみられるものの、マイナス金利政策が長期化する中、収益性の改善に向けて支店の閉鎖や他行との合併、市場からの撤退など思い切った措置が必要になるとの見解を示した。
不良債権比率は3.6%から3%に低下したものの、自己資本利益率(ROE)は7.2%から7%に悪化した。
持続可能な収益性を確保するため、ライバル行との合併や市場からの撤退を含めて検討する必要があると指摘した。
西欧
東欧・ロシア・その他
EU情報