欧州委員会のホーガン委員(通商担当)は16日、米中両国が15日に署名した貿易協議を巡る第1段階の合意について、国際ルールに違反していないか精査する考えを示した。同委員は米中間の合意には「管理貿易...
2020/1/20
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米中合意は「管理貿易的」、WTOルールに照らし精査へ=欧州委員
この記事の要約
欧州委員会のホーガン委員(通商担当)は16日、米中両国が15日に署名した貿易協議を巡る第1段階の合意について、国際ルールに違反していないか精査する考えを示した。
同氏は米中合意の内容を詳しく分析していないと説明したうえで、中国側が米製品の輸入を2年で2,000億ドル増やすことで合意した点について、「米中は直接取引を行っており、世界貿易機関(WTO)ルールに準拠しているか精査する必要がある」と指摘。
第1段階の合意は自由貿易に基づくものではなく、管理貿易的なものだとの認識を示したうえで、「WTOにむやみに提訴するつもりはないが、問題があれば必要な対応を取る」と明言した。
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