ロシア下院は10日、プーチン大統領の任期を「リセット」してゼロに戻せる修正案を盛り込んだ憲法改正案を可決した。大統領が2024年選挙に再出馬する前提条件を整える狙い。プーチン氏は最長で36年まで...
2020/3/16
東欧・ロシア・その他
ロシア下院が改憲法案可決、プーチン大統領の再出馬可能に
TAG |
この記事の要約
ロシア下院は10日、プーチン大統領の任期を「リセット」してゼロに戻せる修正案を盛り込んだ憲法改正案を可決した。
憲法改正をめぐっては、大統領任期制限の完全撤廃を支持する声もあったが、プーチン大統領は10日の下院演説で「ロシアの内政が安定し、国として成熟したあかつきには、大統領の権力が一個人と結びつく状況を避けるため、政権交代が必然的に起こるようにしなければならない」と反対する立場を明らかにした。
その上で、ロシアはまだ「傷つきやすい」とし、「外国の圧力や干渉」に対抗するため「国民の賛意が得られ、憲法裁判所が合憲と判断すれば」再出馬を考えると述べた。
西欧
東欧・ロシア・その他
EU情報
- ECBが新型コロナ対応で追加金融緩和、量的緩和・銀行への資金供給拡大
- 新型コロナ対応で370億ユーロの経済対策、国家補助規定や財政規律を弾力運用
- 独政府、企業の資金繰り支援は無制限で
- 欧州委が国境での健康検査を勧告、ドイツは5カ国との国境封鎖
- EUが空港発着枠のルールを一時緩和へ、新型コロナによる減便などに対応
- 新型コロナ感染拡大、EUと英国の交渉にも影響
- 欧州委が新たな産業戦略発表、水素エネルギーで企業連合結成へ
- 欧州委が循環型経済への行動計画を発表、消費者に「修理する権利」保障
- ユーロ圏の10~12月成長率、前年同期比1%に上方修正
- 1月のユーロ圏鉱工業生産、5カ月ぶりプラスに
- ユーロ圏生産者物価、6カ月連続下落