欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/9/22

西欧

欧州初の商業用蓄電設備、独で稼働

この記事の要約

欧州初の商業用蓄電設備が16日、独東部のシュヴェリーンで稼働を開始した。同設備は再生可能エネルギー発電の増加に伴い電力供給量が不安定になることへの対策として、地元電力事業者のWEMAGが導入した。 同設備はサムスンSDI […]

欧州初の商業用蓄電設備が16日、独東部のシュヴェリーンで稼働を開始した。同設備は再生可能エネルギー発電の増加に伴い電力供給量が不安定になることへの対策として、地元電力事業者のWEMAGが導入した。

同設備はサムスンSDI製のリチウムイオン電池1,600個(2万5,600セル)からなり、容量は5メガワットに上る。天候の関係で風力や太陽光由来の電力が増えるとこれを蓄え、不足すると放出。送電網を安定させる。

同プロジェクトの事業費は600万ユーロで、ドイツ政府が130万ユーロを助成した。