2010/1/6

コーヒーブレイク

ロシアのクリスマス、不況もなんの

この記事の要約

旧暦でクリスマスを祝うため、1月7日がクリスマスになるロシア。大手会計事務所デロイトではこのほど、クリスマス・プレゼントに対するロシア人の消費動向調査を実施した。\ これによると、「プレゼントに欲しいもの」で最も多かった […]

旧暦でクリスマスを祝うため、1月7日がクリスマスになるロシア。大手会計事務所デロイトではこのほど、クリスマス・プレゼントに対するロシア人の消費動向調査を実施した。

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これによると、「プレゼントに欲しいもの」で最も多かったのが現金。51%の人が「現金が欲しい」と回答した。以下、ノートブック型パソコンが38%、香水・化粧品が37%と続いた。一方、「実際に何をプレゼントするか」の問いには、香水・化粧品が最も多く51%。インテリア・装飾品、お菓子、本と続き、現金は5番目で25%だった。

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この結果をみると、ロシア人も不況でプレゼント代を節約しているのかと思われるが、そうではない。「経済危機で収入が減ったので、職場の同僚へのプレゼントを省くなどプレゼント代を節約する」と回答したのは25%のみ。逆に「去年と同じ人数分のプレゼントを買う」と答えたのは55%にも上った。さらに、「平均でいくつプレゼントを買うか」をたずねたところ、なんと12個に達することが判明。1つあたりの予算は700~800ルーブルで、食事や娯楽を含めたクリスマスの合計予算は平均1万6,700ルーブルになるという。

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ロシア人の今年11月の平均月収は1万7,000ルーブルなので、ちょうど1カ月分の収入をクリスマスに当てていることになる。貧富の差が激しいため実際はクリスマス支出にも大きな格差があるとみられるが、不況をものともしない大盤振る舞いといえそうだ。

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