2012/7/11

コーヒーブレイク

福島県の中学生を招待~チェコ

この記事の要約

チェコ政府は4日、福島第一原発事故で被災した浪江町の中学生を招く内務省案を閣議決定した。8月前半の2週間、プラハ郊外のジーチャニにある青少年療養所に招待する。\ 療養計画は一人ひとりに合わせて立てられる。また、さまざまな […]

チェコ政府は4日、福島第一原発事故で被災した浪江町の中学生を招く内務省案を閣議決定した。8月前半の2週間、プラハ郊外のジーチャニにある青少年療養所に招待する。

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療養計画は一人ひとりに合わせて立てられる。また、さまざまな文化的な催しも計画されているという。ジーチャニ療養所は過去に外国の子どもたちの療養を担当した経験がある。

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今回の招待は、シュヴァルツェンベルク外相が昨年10月の訪日時に約束したもの。第一原発から約8キロメートルに位置する浪江町の子どもたち約30人が対象だ。教師や通訳者が同行する。総予算300万コルナ(約1,140万円)は国際協力予算などから支出する。

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被災地の子どもたちが欧州に招待されるのはこれが初めてではない。昨年夏にはハンガリー、ポーランド、トルコが中高生を招いた。また、チェコでも今年3月、チェコ日本友好協会が国内から寄せられた総額150万コルナの寄付金で陸前高田市と大船渡市の中学生27人を1週間招待した。

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