モスクワで建設中の超高層ビル「マーキュリー・シティータワー」が高さ338メートルに達し、今年7月に外側が完成したロンドンの「シャード」（310メートル）を抜いて欧州一となった。
\ロシアの開発会社マーキュリー・デベロップメントが建設したもので、地上75階、地下5階建て。40階まではオフィスや商業施設、それ以上の高層階は高級アパートとなる。建設費は10億米ドル弱に上るという。
\ただ、その記録保持は時間の問題で、マーキュリーのすぐ横では高さ506メートルの「フェデレーション・ビル」が建設中だ。夏の火災で予定に遅れがあるものの、来年には予定の高さに達する見通しだ。
\また、サンクト・ペテルブルグではガスプロムの新本社ビルが建設予定。こちらも400メートルを超え、マーキュリーをしのぐこととなる。ただし、上には上があるもので、現在の世界一、ドバイのブリ・カリファは実に828メートルの高さを誇っている。
\ドイツの調査会社エンポリスによると、モスクワには高さが100メートルを超えるビルが87軒あり、欧州でも最も多いという。また、欧州高層ビル上位10軒のうち、モスクワが5軒を占めている。
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