2013/7/17

コーヒーブレイク

「湖の球」マリモを守れ~エストニア

この記事の要約

日本人なら誰でも知っているだろう国の天然記念物「マリモ」だが、エストニアにもマリモがいることをご存じだろうか?エストニア語で「ヤルベ・バイル(湖の球)」と呼ばれるマリモ。南部にあるいくつかの湖に生息しているというが、その […]

日本人なら誰でも知っているだろう国の天然記念物「マリモ」だが、エストニアにもマリモがいることをご存じだろうか?エストニア語で「ヤルベ・バイル(湖の球)」と呼ばれるマリモ。南部にあるいくつかの湖に生息しているというが、そのひとつのヴィーリャンディ湖について、湖岸のヴィーリャンディ市当局が底泥浚渫(しゅんせつ)作業の入札手続きを開始した。マリモの生息環境を守るのが目的だ。

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同市のキヴィスティク市長は、ヴィーリャンディ湖が欧州連合の生物多様性保全プログラム「ナチュラ2000」で保護地域に指定されていると指摘し、健全な湖水環境を維持しなければならないと話す。これに向けて、環境投資センター(KIK)からの助成金と市の予算で合計12万5,000ユーロを用意しているという。

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マリモは透明度の高い水を好み、湖底が泥では育たない。その環境を整えたのは何と、ソ連の当局だったという。遊泳場を整備するために砂や小石を水辺に敷き詰めた結果、マリモにも住みやすくなったというわけだ。

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