2010/10/20

コーヒーブレイク

ロシアで新党旗揚げ、党シンボルは働き者のミツバチ

この記事の要約

モスクワで14日、新政党「行動党/Partia Dela(Party of Action)」が結成された。党首に就任したのは実業家で富豪のKonstantin Babkin氏(39歳)。51地域の160人以上の代表によっ […]

モスクワで14日、新政党「行動党/Partia Dela(Party of Action)」が結成された。党首に就任したのは実業家で富豪のKonstantin Babkin氏(39歳)。51地域の160人以上の代表によって選出された。Babkin党首によると、新党は年内に地方支部を立ち上げ、政党登録を済まし、2011年の議会選挙に参戦する方針。プラグマティク、コンストラクティブを党風とするが反体制的ではなく、中産階級の創出などを目指し、メドベージェフ大統領の進めるロシア近代化策を支援していきたいとしている。

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新党のシンボルマークはロシアの国旗の中央にミツバチが描かれたもの。ミツバチは勤勉さを象徴している。9月末にメドベージェフ大統領に解任されたルシコフ前モスクワ市長は養蜂家としても有名だが、同氏と党シンボルの間には何の関係もないという。

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Babkin党首は持ち株会社「Novoye Sodruzhestvo(新共同体)」の創設者で、農耕機メーカーRostselmashと化学会社Emplisを傘下に置く。Novoye Sodruzhestvoの年商は約430億ルーブル。ロシア版フォーブス誌の今年の大企業番付で、国内民間大手企業200企業の中で47位にランキングした。

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なお、ロシアの政治専門家の多くは、今回の新党結成について冷淡で、新党がクレムリンの支持を得ることはないだろうと予想している。

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