2012/6/27

コーヒーブレイク

欧州選手権は出会いの機会~ウクライナ

この記事の要約

決勝戦が1日にせまるサッカー欧州選手権大会(ユーロ2012)。主催国の一つであるウクライナでは、外国人のパートナーを見つけるためにファンの集まるスポットを訪れる女性たちが存在する。ウクライナの男性は「度量が狭く、品が悪い […]

決勝戦が1日にせまるサッカー欧州選手権大会(ユーロ2012)。主催国の一つであるウクライナでは、外国人のパートナーを見つけるためにファンの集まるスポットを訪れる女性たちが存在する。ウクライナの男性は「度量が狭く、品が悪い」(スウェーデン人を夫に持つマリーナ・ダビッドさん)ことが多いためだ。しかし、試合観戦に訪れた外国人で真剣にウクライナ人の結婚相手を探している人はごく少数で、口説くとしても「旅先の思い出」のために過ぎない。

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友人3人と一緒に来たフランス人のパトリックさんは「ウクライナの女の子はきれいで色っぽいと聞いてやってきた」と話す。4人とも40代だが、長期的なパートナーを探しているのはこのうち1人で、ほかの3人は「見て楽しむ『ウィンドーショッピング』にとどめている」。

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アナスタシア・イシュチェンコさんとマーシャ・コモヴァさんはともに17才のティーンエージャー。大会を生涯の伴侶をみつける格好のチャンスとみて、公式ファンエリアの近くで機会をうかがっている。今のところ成功していないが、「たくさんの人がいるし、ハンサムな男の人も多い」(コモヴァさん)と期待を抱く。二人とも、愛情があれば国籍や宗教の違いは問題ではないと考えている。

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猛暑で女性も薄着になっていることに加え、暑気払いに飲むビールで酔いが回り、外国人男性のウクライナ人女性に対する「賛歌」はとどまることを知らない。スウェーデンからやってきたクラクス・フルクさん(38)は「ウクライナの女の子は本当に、すごくきれいで優しい」と力説する。友人2人とともにウクライナでガールフレンドをつくろうと試みてきたが、これまでのところ失敗している。しかし、チャンスはまだ終わったわけではない。スウェーデン人は「感じがいい」とウクライナで人気があるためだ。

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スウェーデンチームが練習していたキエフのトルハニフ島では、練習場に近い浜辺に水着姿、あるいは裸の女性が数十名集まっていた。しかし、このような誘惑に負けるスウェーデン人は少数派で、成功率は低かったようだ。

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前出のダヴィドさんは45才で心理学者でもある。ウクライナの女性の気持ちもわかると前置きしながらも、「ウクライナ女性の誤ったイメージを作らないようにしてほしい」と警告する。「女の子たちは外国人男性の目を引こうとミニスカートで歩いているが、彼女たちが求めている、本当の意味での関心を集めることにはつながらない」という見方だ。

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フルクさんら3人の証言はこれを裏付ける。ウクライナ女性と真剣に交際するつもりかと聞かれた3人は爆笑し、「ただの楽しみだよ」と答えた。

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