世界2位の通信インフラ企業であるノキア・シーメンス・ネットワークス(NSN)は、ブダペストに鉄道通信ソリューションを提供するグローバル・コンピテンス・センターを設立する。13日付の現地紙『ネープサバッチャーグ』が報じた。
\新センターは、ブダペストにあるNSCの研究開発センター内に設置する。約100人のエンジニアを採用し、GSMを基にした鉄道通信システム「GSM-R」に関する研究開発を中核業務とする。GSM-Rは、鉄道のコミュニケーションとアプリケーションのために特化した無線通信プラットフォームで、主に列車と指令所間の通信に用いられている。NSCハンガリーのエーシク社長は、「ハンガリーでGSM-Rシステムを構築することは、同国にとって重要な意味を持つ。近代的な鉄道輸送システムの基礎となるものであり、安全性と正確性を確保し、乗客が鉄道の旅をより快適に過ごせるようになる」とコメントした。
\NSCはハンガリーの主要な固定及び携帯電話事業者、インターネットサービスプロバイダ、ケーブル事業者を顧客に持ち、同国の携帯電話による通話の3分の2は同社の設備を通じて行われているという。
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