2010/9/22

CIS諸国

独メーカー、アゼルバイジャンで風力発電所を建設

この記事の要約

独風力発電設備メーカーPowerWindはこのほど、アゼルバイジャンで風力発電所の建設を開始した。首都バクーから約40キロメートル離れたカスピ海に近いSitalcajに出力900キロワット(kW)の発電タービンを4基設置 […]

独風力発電設備メーカーPowerWindはこのほど、アゼルバイジャンで風力発電所の建設を開始した。首都バクーから約40キロメートル離れたカスピ海に近いSitalcajに出力900キロワット(kW)の発電タービンを4基設置する。10月に完工する予定だ。

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発電所を運営するのは、再生可能エネルギー発電プロジェクトを開発する現地パートナーのTrans T.S. MMC。両社は同発電所のタービン数を最終的に11基まで拡大することを計画している。

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アゼルバイジャン政府はエネルギー生産に占める再可エネのシェアを今後数年で3%から5%へ引き上げることを目標としており、風力発電にも力を入れ始めた。今年初めに国内初の風力発電タービンが2基設置されたばかりだが、計画段階にある風力発電プロジェクトの総出力はすでに250メガワット(MW)に上っている。

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PowerWindは2007年にハンブルクで設立された。2008年にブレーマーハーフェン工場で出力900kWのタービン(PowerWind56)の量産体制に入った。年末までに出力2.5MWのタービン(PowerWind90)の製造も開始する予定だ。

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