2010/10/6

ポーランド

ポーランド家電大手、独BSHと提携か

この記事の要約

ポーランドの家電大手アミカが、ドイツの競合であるボッシュシーメンス(BSH)と台所家電の合弁生産に向けた提携交渉を進めているもようだ。ポーランド日刊紙「ジェチポスポリタ」が27日付で伝えた。アミカのルトコフスキ社長による […]

ポーランドの家電大手アミカが、ドイツの競合であるボッシュシーメンス(BSH)と台所家電の合弁生産に向けた提携交渉を進めているもようだ。ポーランド日刊紙「ジェチポスポリタ」が27日付で伝えた。アミカのルトコフスキ社長によると年内にも交渉を完了する。

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具体的には、ポーランド中西部にあるアミカのヴロンキ本社工場で調理器具を年間20万台生産することが計画されている。ルトコフスキ社長は交渉相手がBSHであるかどうかについて言及を避けたが、「ジェチポスポリタ」はBSH筋からの非公式情報として報道した。BSHのポーランド子会社もコメントを拒否している。

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ルトコフスキ社長の保有するアミカ株をBSHが買収するとの憶測について、同社長は「私が知る限り売却交渉は行われていない」と否定した。ただ、今年3月のサムスン電子への2工場売却についても、取引の9カ月前に否定のコメントを出していた経緯があり、実際の事実関係は不透明だ。

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アミカは2009年のポーランド白物家電市場で14.3%のシェアを握り、BSHの19.5%に次いで2位につけている。同年の売上高は前年比6.5%増の13億1,680万ズロチだった。国内のほか、ロシア、ドイツ、英国などに製品を出荷し、「Hansa」、「Gram」、「Premiere」といったブランドを展開している。

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