オランダのバスメーカーVDLがセルビア国営バスメーカーのイカルバスと合弁で、セルビアでのバス生産事業に乗り出す。VDLとセルビア政府は9月17日、同プロジェクトに関する投資・提携協定に調印した。
\新合弁会社VDLバス・セルビアにはVDLが80％、セルビア政府が20％出資する。総投資額は1,250万ユーロ。来年1月から生産を開始し、年250台（そのうち150台は市内交通向け）を組み立てる予定。完成したバスの6割は西欧に輸出する。また、セルビアの首都ベオグラード市は、今後数年でイカル・ブランドのバスを250台購入する計画だ。
\今回の合弁事業で、イカルバスを戦略的パートナーに売却して民営化するというセルビア政府の計画がようやく実現に向かいそうだ。VDLがイカルバスの買収を予定しているためだ。従業員250人も継続雇用するという。政府は過去に、ロシアのAvtodetalServis及びイタリアのブレダ・メナリーニバスと民営化交渉を持ったが不調に終わっていた。
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