中東欧で最もビジネス環境が優れているのはチェコのプラハであることが、国際不動産コンサルタント大手クッシュマン&ウェイクフィールド(C&W)がこのほど発表した欧州主要都市のビジネス環境に関する調査レポート『ヨーロピアン・シティーズ・モニター』で明らかになった。
\C&Wは、欧州の大企業500社の役員や上級管理職を対象に、欧州主要36都市についてビジネス環境に関するアンケート調査を実施。上位3都市は、ロンドン、パリ、フランクフルトが占め、中東欧地域ではプラハの21位が最高だった。C&Wのノヴァク氏はプラハについて、「労働力の質が向上しているものの、通信環境で大きく後れを取っている」と指摘している。中東欧のその他の主要都市は、ワルシャワが24位、ブダペストが30位、ブラチスラバが32位だった。
\一方、今後進出したい都市についてのアンケートでは、モスクワを挙げた企業が47社と全体で最も多く、ワルシャワが30社で2位だった。その他の中東欧の都市では、ブダペスト(26社)、プラハ(22社)が高い評価を得た。
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