ブルガリアは、アゼルバイジャン産天然ガスを黒海経由で輸入するため、グルジアと交渉を行っている。ブルガリアのボリソフ首相が4日、グルジアのギラウリ首相の会談後に明らかにした。
\ブリガリアの国営ガス会社ブルガルガスは、アゼルバイジャン石油公社SOCARから年間20億立方メートルの液化天然ガス(LNG)を輸入する方向で協議を進めており、近く合意する見通しとなっている。トライコフ経済相は、「天然ガスの調達先多様化に向けた取り組みの一環として、2012年までにアゼルバイジャンからグルジアと黒海を経由して天然ガスの輸入を開始したい」と述べた。
\なお、ブルガリアの隣国ルーマニアは、LNGの国際共同プロジェクト「アゼルバイジャン・グルジア・ルーマニア・インターコネクション(AGRI)」を通じてアゼル産ガスをグルジア経由で輸入することで既に合意している。
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