2010/2/10

チェコ・スロバキア

09年国内投資額、前年比100億コルナ減に

この記事の要約

チェコ投資庁(CzechInvest)は3日、2009年の国内投資額が前年から100億コルナ減り、170億コルナになったと発表した。投資プロジェクトの件数も213件から186件に減少。昨年半ばから投資家の関心が大幅に減退 […]

チェコ投資庁(CzechInvest)は3日、2009年の国内投資額が前年から100億コルナ減り、170億コルナになったと発表した。投資プロジェクトの件数も213件から186件に減少。昨年半ばから投資家の関心が大幅に減退したという。市場では「投資の前提となる将来の需要増加が見込めないため」と理由を分析している。

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新規プロジェクトの内訳は研究開発が84件、戦略サービスが67件、製造が35件となり、国内総生産(GDP)に占める割合もソフト(サービスやソフトウエア)部門への投資がハード(製造業)部門向けを上回った。研究開発や戦略サービス向け投資では、欧州連合(EU)の補助金が得やすいことも背景にある。

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自動車産業の投資は07年の26件から8件に激減。ただ、国内自動車大手シュコダが変速機増産に向けムラダー・ボレスラウ工場に15億コルナを投資した案件が、金額ベースで最大となった。

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国別では、チェコの企業による投資が最も多く、ドイツ、オーストリアの企業がこれに続いた。(1CZK=4.7JPY)

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