2010/2/10

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニアの医薬品市場規模、09年は20億ユーロ

この記事の要約

ルーマニアの2009年の医薬品市場の規模は約20億ユーロと、ユーロ換算で前年比3.1%、レウ建てで18.5%それぞれ拡大したことが、医療系調査会社のIMSヘルスの調べでこのほど明らかになった。\ メーカー別販売額では、ス […]

ルーマニアの2009年の医薬品市場の規模は約20億ユーロと、ユーロ換算で前年比3.1%、レウ建てで18.5%それぞれ拡大したことが、医療系調査会社のIMSヘルスの調べでこのほど明らかになった。

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メーカー別販売額では、スイスのロシュが1億800万ユーロで首位だった。貧血治療薬「ネオレコルモン」、C型肝炎治療薬「ペガシス」、抗がん剤「アバスチン」が好調で、医薬品市場で5.2%のシェアを獲得した。

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IMSヘルス・ルーマニアのCiolan社長によると、売上高で上位20製品の売上高合計は前年比22%増の4億ユーロで、医薬品売上高全体に占める割合は20%だった。上位20製品の中で最も売上が伸びたのは仏サノフィ・アベンティスのポリオワクチン「テトラクシム」で、前年比4倍増の1,400万ユーロに急伸した。一方、市販薬(OTC薬)部門で最も売上高が多かったのは鎮痛剤の「ニューロフェン」の2,510万ユーロだった。

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