2010/3/10

ハンガリー

石油ガス大手MOL、12年までに利益倍増目指す

この記事の要約

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLは1日、2010~12年の中期経営計画を発表した。原油生産量の拡大や精製事業の効率化により、2009年に3,766億フォリント(19億米ドル)だった利払い・税・償却前利益(EBITDA) […]

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLは1日、2010~12年の中期経営計画を発表した。原油生産量の拡大や精製事業の効率化により、2009年に3,766億フォリント(19億米ドル)だった利払い・税・償却前利益(EBITDA)を12年に41億ドルに拡大させることを目標とする内容だ。

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上流事業については、ハイリターンが期待できる中東欧、シリア、パキスタン、クルディスタン、ロシアでの開発・生産プロジェクトに注力し、事業ポートフォリオの効率化と、埋蔵量拡大に向けた探鉱プロジェクトを推進する。MOLの2P埋蔵量(確認埋蔵量と推定埋蔵量の合計)は09年12月末現在で662MMboe(100万バレル石油換算)となっている。一方、下流事業については、12年までに欧州の主要事業者の仲間入りすることを目標に、傘下の5つの精製所と2つの石油化学プラントの最適化を実施する。

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MOLは今後の事業環境について、原油価格は12年までに1バレル当たり90ドル台に上昇、精製マージンはディーゼルで1トン当たり140ドルに拡大、ガソリンで60ドルに縮小すると予測している。

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