2010/3/24

チェコ・スロバキア

チェコのガス輸送大手、東部でパイプライン新設

この記事の要約

チェコのガス輸送大手NET4GAS(旧RWEトランスガスネット)は、同国南東部にある天然ガスの地下貯蔵施設を結ぶ新たなパイプラインを建設する計画だ。天然ガスの輸入が途絶する事態に備え、地下貯蔵施設からの供給能力を強化する […]

チェコのガス輸送大手NET4GAS(旧RWEトランスガスネット)は、同国南東部にある天然ガスの地下貯蔵施設を結ぶ新たなパイプラインを建設する計画だ。天然ガスの輸入が途絶する事態に備え、地下貯蔵施設からの供給能力を強化する。

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新パイプラインは Uhrice、Damborice、ドルニー・ボヤノビツェ、ブジェツラフ、ホドニーンにある大型のガス地下貯蔵所を結ぶ。2012年春に着工し、工期は半年を予定している。NET4GASは、「新パイプラインの建設は、天然ガスの安定供給を実現し、ガス不足のリスクを低減するものだ」と意義を強調している。

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NET4GASは今後10年で総額150億コルナ(6億ユーロ)を投じて送ガス管網の整備を行う計画。11年にはポーランド同業Gaz Systemと共同で建設している北モラビア地方とポーランドを結ぶ総延長32キロメートルのパイプラインが完成するほか、ロシア産天然ガスをバルト海経由でドイツに供給するガスパイプライン「ノルド・ストリーム」(北欧州ガスパイプライン)と欧州のガス輸送網を結ぶ「OPALパイプライン」に接続する総延長165キロメールの「ガゼラ・パイプライン」も12年までに操業を開始する見通しだ。

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ポーランド
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