2010/3/31

ハンガリー

ハンガリー失業率が急上昇、16年ぶり高水準に

この記事の要約

ハンガリー中央統計局が29日発表した2009年12月-10年2月の平均失業率は11.4%となり、1994年以来の高水準に達した。失業者数は47万8,700人で、前年同期から10万人以上増加した。ハンガリーでは4月11日と […]

ハンガリー中央統計局が29日発表した2009年12月-10年2月の平均失業率は11.4%となり、1994年以来の高水準に達した。失業者数は47万8,700人で、前年同期から10万人以上増加した。ハンガリーでは4月11日と同25日に総選挙が予定され、最大野党FIDESZの勝利が確実視されているが、雇用情勢の改善が新政権にとって大きな課題としてのしかかりそうだ。

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09年9-11月の失業率は10.5%だった。CIBバンクのアナリスト、Barta氏は「輸出産業は緩やかに回復しているが、雇用に結びつかなかったようだ」と指摘。雇用は景気の動きに遅れて反応するため、「雇用情勢改善への出口は、まだ見えていない」と厳しい見方を示した。

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