2010/4/28

ハンガリー

三洋ハンガリー、太陽電池パネル生産倍増に向け設備搬入

この記事の要約

ハンガリー北部のドログ工場で太陽電池パネルの生産をほぼ倍増させる計画を進めている三洋電機の現地子会社は20日、新生産施設への設備搬入を開始したと明らかにした。新施設では第1ラインを今年9月末、第2ラインを12月までに稼動 […]

ハンガリー北部のドログ工場で太陽電池パネルの生産をほぼ倍増させる計画を進めている三洋電機の現地子会社は20日、新生産施設への設備搬入を開始したと明らかにした。新施設では第1ラインを今年9月末、第2ラインを12月までに稼動させ、それぞれのラインで新たに200人を雇用する。両ラインが稼動すれば、同社の太陽電池パネル生産能力は現在の年165メガワット(MW)から315MWに拡大する見通しだ。

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新施設は9,000平方メートルのドログ工場の敷地内に建設される。投資額は45億フォリント(約1,700万ユーロ)で、うち37億フォリントを技術開発に充てる。また、ハンガリー政府と欧州連合(EU)から9億フォリントの補助を受けたという。

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三洋は1999年にドログ工場を開所。空調機器や携帯電話、電動工具向けなどの充電池を生産してきたが、採算が合わなくなってきたため2008年に充電池部門は閉鎖した。一方、2005年に生産を開始した太陽電池パネルは、07年に第2生産施設を稼動させるなど生産拡大を続けている。(1HUF=0.47JPY)

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