2010/5/5

総合・マクロ

格安航空ライアンエアー、プラハとブダペストから撤退

この記事の要約

欧州格安航空大手のライアンエアー(アイルランド)はこのほど、プラハ、ブダペスト空港からの撤退を発表した。空港利用料の引き下げ要求が受け入れられなかったのが理由で、両空港と欧州各都市を結ぶ現路線は10月末までに順次廃止する […]

欧州格安航空大手のライアンエアー(アイルランド)はこのほど、プラハ、ブダペスト空港からの撤退を発表した。空港利用料の引き下げ要求が受け入れられなかったのが理由で、両空港と欧州各都市を結ぶ現路線は10月末までに順次廃止する。

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プラハでは、英バーミンガムおよび独フランクフルト・ハーン行きは7月1日、ストックホルムおよびダブリン行きが10月28日を最後に廃止する。ライアンエアーはプラハ空港に対し、国際路線数を現在の4から33に大幅拡張することを条件に空港利用料引き下げを求めていた。プラハ路線の2009年の輸送旅客数は約200万人だった。

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ブダペスト・フェリヘジ空港からは、10月31日のダブリン、ブリストル、イーストミッドランズ、グラスゴー・プレストウィックの各空港発着便が最後となる。同空港には、25路線の増設により旅客数を200万人に増やし、200人の新規雇用を創出するなどの条件を提示していた。2009年の輸送旅客数は減便の影響で08年の約40万人から18万人に急減した。

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ライアンエアーは今後、イタリアやスペインなどの利用料の安い空港の就航便に力を入れる方針だ。一方、航空会社間の競争が激化していることから、プラハ、ブダペスト両空港ともに同社の撤退による穴は他社便の利用拡大で補えると楽観視している。

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