2010/5/5

ハンガリー

ハンガリー失業率、17年ぶり高水準

この記事の要約

ハンガリー中央統計局が4月28日発表した2010年1-3月の平均失業率(15~74才)は11.8%で、12.5%を記録した1993年1-3月以来の高水準となった。09年12月-10年2月平均の11.4%をわずかに上回ると […]

ハンガリー中央統計局が4月28日発表した2010年1-3月の平均失業率(15~74才)は11.8%で、12.5%を記録した1993年1-3月以来の高水準となった。09年12月-10年2月平均の11.4%をわずかに上回るとの市場予測に反して、引き続き厳しい雇用市場の現状を浮き彫りにした結果となった。

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1-3月の平均失業者数は49万7,800人で、前年同期より9万5,000人、1カ月前の平均より1万8,000人増えた。また、15~64才の失業率は11.9%で、1カ月前の平均より0.4ポイント上昇した。

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CIBバンクのエコノミスト、バルタ氏は、現地経済ニュースサイト『ポートフォリオ』に対して、失業率が今年半ばまでさらに上昇し、通年で09年を上回ると予測。「雇用市場が好転する時期は不明。年内は景気回復が鈍く十分な雇用創出につながらない」と語った。財政緊縮のため公共事業が減っていることもマイナス要因という。マーケット情報会社4CastのGesheva氏は、大量解雇が多かった1年前に比べ失業者の増加数は減ってきたが、従来求職活動していなかった人が失業登録するケースが増え失業率を押し上げていると指摘した。

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