2010/5/19

ポーランド

PGNiG、ガス輸入価格下落で黒字回復

この記事の要約

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)が12日発表した2010年1-3月期連結決算は、最終損益が前年同期の約4億ズロチの赤字から9億8,700万ズロチの黒字に大きく改善した。厳冬による需要拡大とガス輸入価格の大幅低下 […]

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)が12日発表した2010年1-3月期連結決算は、最終損益が前年同期の約4億ズロチの赤字から9億8,700万ズロチの黒字に大きく改善した。厳冬による需要拡大とガス輸入価格の大幅低下が黒字達成のけん引力となった。

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売上高は前年同期比3.8%増の66億2,000万ズロチで、収益の柱であるガス事業は3.3%増の61億2,000万ズロチだった。厳冬で暖房用ガスの需要が高まり、販売高は48億9,000万立方メートルと前年同期を8%上回った。生産高は4%増の11億3,800万立方メートルだった。

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PGNiGはガス販売高の3分の2強をロシアから輸入しているが、輸入価格の大幅低下を受け粗利率が前年同期のマイナス22%からプラス7%に回復した。同社の天然ガス輸入価格の基準となる9カ月平均石油価格はこの期に1BOE(石油換算バレル)68米ドルをつけ、前年同期より31%低下。さらにズロチが対米ドルで約26%上昇したのを考慮すると、輸入価格は実質43%縮小した。(1PLN=28.8JPY)

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