2010/6/23

ロシア

ロスネフチ、黒海油田開発で米シェブロンと合弁

この記事の要約

ロシア石油最大手で国営のロスネフチは17日、米シェブロンと合弁会社を設立し、共同で黒海海底油田の一部鉱区の開発を行うことで合意した。対象地域の推定埋蔵量は原油8億6,000万トン。両社は掘削までに1兆ルーブル以上(約3兆 […]

ロシア石油最大手で国営のロスネフチは17日、米シェブロンと合弁会社を設立し、共同で黒海海底油田の一部鉱区の開発を行うことで合意した。対象地域の推定埋蔵量は原油8億6,000万トン。両社は掘削までに1兆ルーブル以上(約3兆円)を投資し、2011年末の生産開始を目指す。

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対象となる鉱区は、黒海東部のシャツキ鉱区。日刊紙『コメルサント』によると、約1億ドルとされる初期の地質調査費用はシェブロンが負担する。また、開発免許は合弁会社に移さず、ロスネフチが保有を続けるという。

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同鉱区はかつてのロシア石油最大手ユコスが開発権を持っていたが、ユコスが巨額の追徴課税により破たんに追い込まれたのを受け、2007年にロスネフチが取得した。ロスネフチは黒海海底のもう一つの鉱区トゥアプシンスキーの開発についても、外国のパートナー企業を募っている。

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