2010/6/30

ロシア

FSK、送電網近代化に9千億ルーブル

この記事の要約

ロシアの連邦送電会社(FSK)は、スマートグリッド(次世代送電網)の整備を中心とする送電網の近代化に、今後5年間で総額9,190億ルーブルを投じる方針だ。ブダルギン最高経営責任者(CEO)が18日明らかにした。\ ブダル […]

ロシアの連邦送電会社(FSK)は、スマートグリッド(次世代送電網)の整備を中心とする送電網の近代化に、今後5年間で総額9,190億ルーブルを投じる方針だ。ブダルギン最高経営責任者(CEO)が18日明らかにした。

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ブダルギンCEOによると、FSKでは向こう3年以内にスマートグリッド導入に向けたパイロットプロジェクトを始動させる計画。スマートグリッドが本格的に稼動することで送電効率が向上し、年間で350億キロワット時の電力を節減することが可能になるという。

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FSKはまた、電気機器の供給でロシアの発電タービン大手シロブイエ・マシヌイ、韓国の現代重工業、リチウムイオン電池大手の米Ener1社(エナール・ワン)とそれぞれ基本合意したと明らかにした。FSKは電力インフラの近代化に向けサプライヤー獲得に活発に動いている。ブダルギンCEOによると、サプライヤーの半数は外国企業となる見通しだという。

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FSKは、ロシアの電力業界再編に伴い2002年6月に設立された。国内送電システムの運営維持を主要業務とし、全国の送電システムの管理、卸売市場における事業体に対する配電及び送電線への接続に関するサービス提供などを行っている。(1RUB=2.8JPY)

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