2010/7/7

総合・マクロ

ブルガリア、2011年からアゼル産ガス輸入へ

この記事の要約

ブルガリアのパルバノフ大統領は6月30日、アゼルバイジャンの首都バクーでアリエフ大統領と会談し、2011年からアゼルバイジャン産天然ガスの輸入を開始することで合意した。ブルガリアの隣国ルーマニアも4月にアゼル産天然ガスの […]

ブルガリアのパルバノフ大統領は6月30日、アゼルバイジャンの首都バクーでアリエフ大統領と会談し、2011年からアゼルバイジャン産天然ガスの輸入を開始することで合意した。ブルガリアの隣国ルーマニアも4月にアゼル産天然ガスの輸入で合意しており、カスピ海周辺国からバルカン諸国へのガス供給の活発化が期待される。

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両国は昨年11月にソフィアで行われた首脳会談で、アゼル産天然ガスをグルジア経由でブルガリアに供給することで基本合意、作業部会を通じて詰めの協議を行ってきた。今回の首脳会談では、トルコが先月、アゼル産ガスの欧州への中継輸送で合意したことを受け、トルコ経由での供給の可能性も話し合われた。パルバノフ大統領は、中央アジア産のガスをトルコ経由でバルカン半島に輸送するプロジェクトについて、アゼルバイジャン、ブルガリア及びトルコの3カ国で協議する場を設けることを提案、アリエフ大統領もこれを了承した。

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両首脳はまた、欧州連合(EU)が主導するカスピ海産の天然ガスをトルコ経由で欧州に輸送する「ナブッコパイプライン」に関し、同パイプラインが欧州のエネルギー調達を多様化させる重要な役割を担っており、アゼルバイジャンはナブッコの主要サプライヤーとなる用意ができていると強調、パイプライン建設を積極的に推進するようEUに求める考えを示した。

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