イタリアの複数の繊維メーカーがセルビア事業を拡大させる。独経済紙『NfA』によると、婦人靴下メーカーのゴールデンレディは同国西部ロズニツァ市に第2工場を新設する計画で、6月半ばにセルビアのディンキッチ経済相および同市のペトロビッチ市長と合意した。
\投資額は明らかにされていない。同社はロズニツァとバリエボで工場を運営しており、昨年は同国事業に約1億ユーロを投資したという。ロズニツァ工場では850人を雇用している。
\また、ストッキングメーカー、ポンペアの下着・靴下子会社Moditalは、ヴォイヴォディナ自治州にあるズレニャニンに400万ユーロを投じ、染色工場を建設する。同地では2008年にポンペアを顧客とする合成繊維メーカーのフルガルが850万ユーロをかけて生産を開始。セルビア投資輸出促進庁が被雇用者1人当たり2,000ユーロを補助金として交付した。
\婦人下着・靴下メーカーのカルツェドニアの子会社フィオラノも間もなくズレニャニンに婦人下着の工場を建設する計画。投資規模は150万ユーロ。400人を雇用する予定だ。
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