2010/7/14

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

香港PCG、ビバコム債務再編で交渉

この記事の要約

香港の大手投資会社パシフィック・センチュリー・グループ(PCG)のオーナーであるリチャード・リー(李沢楷)氏は、先ごろ買収したブルガリアの通信会社ビバコムの債務再編で債権者と交渉を続けている。ブルガリアの日刊紙『Stan […]

香港の大手投資会社パシフィック・センチュリー・グループ(PCG)のオーナーであるリチャード・リー(李沢楷)氏は、先ごろ買収したブルガリアの通信会社ビバコムの債務再編で債権者と交渉を続けている。ブルガリアの日刊紙『Standart』が報じた。

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『Standart』紙が関係筋の話として伝えたところによると、債務総額は8億ユーロで、2007年に米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の資産運用部門のAIGインベストメンツ(現在はパインブリッジ・インベストメンツに改称)がビバコムを買収する際に借り入れたもの。今年3月にAIGからAIGインベストメンツを買収したPCGは、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、ドイツ銀行及び米企業数社の債権者と債務再編で協議を進めているが、合意には至っていないもようだ。

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ビバコムは旧国営の通信最大手ブルガリアテレコム(BTC)と、携帯電話サービス会社ビバテルが合併して09年に創設された。ブルガリアの固定電話市場で97%という圧倒的なシェアを誇るが、近年は新規業者の参入による競争激化で業績が落ち込んでいる。

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