2010/8/11

ポーランド

日立製作所、ポーランドから脱硝装置を受注

この記事の要約

日立製作所は5日、ポーランドの電力会社から初めて脱硝装置を受注したと発表した。現地建設会社エネルゴモンタジュ・ポウノツ(EMP)と共同で受注したもので、取引総額は約40億円に上る。2012年から納入を開始する。\ 今回の […]

日立製作所は5日、ポーランドの電力会社から初めて脱硝装置を受注したと発表した。現地建設会社エネルゴモンタジュ・ポウノツ(EMP)と共同で受注したもので、取引総額は約40億円に上る。2012年から納入を開始する。

\

今回の契約は、スウェーデン電力大手バッテンフォールの現地子会社であるバッテンフォール・ヒート・ポーランドとの間で結ばれた。ワルシャワ近郊のシェキエルキ石炭火力熱電併給発電所向けに、排気ガス中の窒素酸化物を除去する脱硝装置を納入する。同発電所で操業する15基の熱電併給発電機のうち、4基に追加設置される。4基を合わせた電気出力は441メガワット、熱出力は768メガワット。

\

欧州では2016年から産業施設による汚染物質の排出規制が厳格化される。このため、欧州の電力業界では脱硝・脱硫装置の需要が高まっている。

\