2010/8/11

チェコ・スロバキア

チェコ電力最大手、上期は18.5%減益

この記事の要約

チェコ電力最大手のCEZが10日発表した2010年上半期の最終利益は287億900万コルナと前年同期実績を18.5%も下回った。景気後退を受けた値下げが大きく響いた。売上高は1.7%増の986億8,300万コルナ、営業利 […]

チェコ電力最大手のCEZが10日発表した2010年上半期の最終利益は287億900万コルナと前年同期実績を18.5%も下回った。景気後退を受けた値下げが大きく響いた。売上高は1.7%増の986億8,300万コルナ、営業利益(EBITDA)は9%減の471億8,700万コルナだった。

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売上が拡大したのは送電・販売部門で、発電部門に比べて利ザヤが少なく、利益の伸びにつながらなかった。一方で、昨年のアルバニア電力供給会社OSShの買収や、送電料金の引き上げ、コジェネレーション発電の拡大が利益に貢献した。

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上半期の国内電力需要は前年同期比に比べ4.3%拡大した。低気温による暖房需要の増加分を差し引くと3.2%のプラス。大口需要家向けは5.6%、小規模事業向けは3.2%、一般世帯向けは1.8%、それぞれ伸長した。(速報値)

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