三菱重工業とオーストリアのIvicom Consultingからなる企業連合が、モンテネグロに風力発電所を設置する。出力規模は50メガワットで、将来的に、77ワットへの拡張が可能だ。投資額は推定7,900万~9,000万ユーロに上る。
\独『ジュートオイローパ・アクトゥエル』誌が9日付で伝えたところによると、両社は5日、モンテネグロ政府との間で、同国中部に位置するクルノヴォ(Krnovo)の用地100ヘクタールの借地契約を結んだ。期間は20年で、オプションとして5年間の延長が認められている。また、政府は最低12年間、同発電所で生産された電力をキロワット時当たり9.6セントで買い上げることを約束した。
\このプロジェクトはモンテネグロ政府が進める電力施設近代化計画の一環。政府は今年からの6年間で総額26億ユーロを投じ、発電所・送電設備を整備する方針だ。風力発電所の設置のほか、水力発電所や火力発電所の新設・拡張が予定されている。
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