2010/8/11

ロシア

三菱商事など、ロシア初のJIプロジェクト認定

この記事の要約

三菱商事とJX日鉱日石エネルギー(JXエネルギー)は5日、両社がロシアの石油大手ガスプロムネフチと共同で実施する油田随伴ガス回収事業に関し、ロシアで初の共同実施(JI)プロジェクトの認定を受けたと発表した。これにより、2 […]

三菱商事とJX日鉱日石エネルギー(JXエネルギー)は5日、両社がロシアの石油大手ガスプロムネフチと共同で実施する油田随伴ガス回収事業に関し、ロシアで初の共同実施(JI)プロジェクトの認定を受けたと発表した。これにより、2012年末までに約310万トンの排出権(二酸化炭素換算)が得られる見通し。三菱商事は発行される排出権全量の販売を担当する。

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このプロジェクトは、ガスプロムネフチがロシア北部ヤマル・ネネツ自治区に保有する油田で発生する随伴ガスを、回収して再利用するもの。従来燃焼処理されてきた随伴ガスが燃料として活用できるようになり、温暖化ガスの排出を削減する効果がある。

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共同実施(JI)は、京都議定書で定められている排出量削減の手法の1つ。先進国同士がいずれかの国において共同で事業を実施し、そこで実現した削減量に基づいて排出権が発行される。

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