会社シナプシスによると、慢性疾患を抱える患者のうち、医師から処方された医薬品を価格が高いことを理由に定期的に購入できないと答えた人は全体の13%に上った。月収5万フォリント以下の低所得者層では、その割合は27%に上昇した。
\慢性疾患患者の多くは医師を信頼している。服用量と方法に関する指示を「厳格に守る」と答えた人は75%にのぼり、「全く守らない」と答えたのはわずか2%だった。
\一方、模造品問題の解決に取り組む民間団体HENTの調査によると、製造元がはっきりしない医薬品をインターネットを通じて購入したことがある人の割合は5~7%だった。また、処方薬を薬局以外の非正規ルートで購入したことがある人は4人に1人だった。薬局での販売価格より非正規ルート(ネット、知人など)で購入する価格が3割安い場合にどちらを購入するかという質問には、29%が「安い方を購入する」と答えた。HENTは、「消費者は非正規ルートで医薬品を入手することのリスクの大きさを認識していない」と懸念を示している。(1HUF=0.37JPY)
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