チェコの軽飛行機メーカーであるエベクターが、ロシアのウリヤノフスク州で新型軽飛行機「EV-55 Outback」の組立工場を設置する。ロシアのRIAノーボスチ通信によると、同社はこのほど、同州知事と工場建設に関する契約を取り交わした。
\「EV-55 Outback」は、エベクターがチェコ産業通商省の支援を受けて2004年に開発を開始、今年3月末に同国南部のクノビーチェ空港で初公開した単葉機。米プラット・アンド・ホイットニーのエンジン2基を搭載している。機内の面積は12.67平方メートルで、旅客定員は14人。貨物機モデルの最大積載量は1,824キロとなる。エベクターはこの秋にも初飛行を行い、その後、アジアの開発国やアフリカ、南米を中心に売り込みをかける方針だ。
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