韓国のLG電子が、欧州で初の研究開発（R&D）センターをポーランドに開設する。2年後に事業をスタートさせ、約5年後のフル稼働を目指す。現地日刊紙『プルス・ビズネス』が同社広報担当者の情報として伝えたところによると、技術者や研究者など約300人を雇用する計画だ。投資額は明らかにしていない。
\同センターでは、現地のニーズを踏まえた商品改良を実施する。欧州市場攻略を進める上での重要拠点という位置付けだ。建設地のビスクピーツェ・ポドゴルネは、LGのポーランド工場があるヴロツワフ郡コビエジェチェに近い。
\立地決定に当たっては、ロンドンも候補地に挙がっていた。しかし、近隣に下請け業者や、液晶パネルの納品先である東芝などが工場を構え、サプライチェーンが整っていることなどが有利に働き、ポーランドが選ばれたとみられている。
\LG電子はコピエジェチェで約7,000人を雇用し、LCDテレビを年間400万台、冷蔵庫を14万台製造している。将来的には欧州市場向けの洗濯機も生産する予定だ。
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