2010/9/1

バルト三国

独バイオガス設備大手、ラトビアから初受注

この記事の要約

独バイオガス設備大手のEnviTec Biogasはこのほど、ラトビアの養豚業者からバイオガスプラント2基の建設を受注した。同国に製品を納入するのは今回が初めて。契約金額は約500万ユーロで、このうち40%は欧州連合(E […]

独バイオガス設備大手のEnviTec Biogasはこのほど、ラトビアの養豚業者からバイオガスプラント2基の建設を受注した。同国に製品を納入するのは今回が初めて。契約金額は約500万ユーロで、このうち40%は欧州連合(EU)の補助金でまかなわれる。ラトビアはバイオガス原料を提供できる農地が豊富なうえ、政府もバイオガス発電の支援に乗り出しており、今後の市場拡大が期待されている。

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バイオガスプラント2基が建設されるのは、バルト海沿岸にある同国第3の都市リエパーヤ近郊。プラントでは発注者が経営する養豚場の糞尿とバイオ原料からメタンガスを生産し、コジェネ発電の燃料とする。発電の際に生じる排熱は養豚場の暖房に利用する。

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ラトビアは国内で消費する電力とガスを輸入に依存しており、エネルギー自給率の引き上げを目指している。この一環として、政府はバイオガス電力に固定買い取り価格(フィードインタリフ)を導入。価格を1キロワット時当たり18~22ユーロセントに設定し、バイオガス発電の促進を支援している。

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