2010/9/8

CIS諸国

トルクメン、アフガンと送ガス管建設協定に調印

この記事の要約

トルクメニスタンとアフガニスタンの両政府は8月30日、トルクメニスタン、アフガニスタン、パキスタン、インドの4カ国を結ぶ天然ガスパイプラインの建設に関する枠組み協定に調印した。\ 通過する4カ国の頭文字をとってTAPIと […]

トルクメニスタンとアフガニスタンの両政府は8月30日、トルクメニスタン、アフガニスタン、パキスタン、インドの4カ国を結ぶ天然ガスパイプラインの建設に関する枠組み協定に調印した。

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通過する4カ国の頭文字をとってTAPIと呼ばれる同パイプラインは、トルクメニスタンのドーレタバード天然ガス田を起点に、アフガニスタンを経て、パキスタンのムルタンに入り、印パ国境のファジルカを終点とする1,680キロメートルのパイプラインで、年間輸送能力は330億立方メートル。2015年の稼動開始を目指しており、総工費は33億米ドルを見込む。今回の枠組み協定には、トルクメニスタンとアフガニスタンの国境で地質調査を実施することや、アフガン北部マザリシャリフからトルクメン国境まで鉄道を延伸するための準備作業を開始することなどが盛り込まれた。

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トルクメニスタン、アフガニスタン、パキスタンの3カ国は02年にTAPIパイプラインの建設で合意したものの、アフガン情勢の悪化によりプロジェクトの進行が遅れている。同パイプラインの通過ルートにはヘルマンド、カンダハール、クエッタといった紛争多発地域が含まれており、安全確保が最大の課題となっている。

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