2010/9/8

CIS諸国

カザフ政府、製薬産業発展戦略を実施

この記事の要約

カザフスタン政府は7月、2010~14年の製薬産業発展プログラムを閣議決定した。医薬品市場における国産品のシェアを09年の3割弱から14年までに5割に引き上げることを目指し、製薬産業の発展を支援する様々な施策が盛り込まれ […]

カザフスタン政府は7月、2010~14年の製薬産業発展プログラムを閣議決定した。医薬品市場における国産品のシェアを09年の3割弱から14年までに5割に引き上げることを目指し、製薬産業の発展を支援する様々な施策が盛り込まれている。

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プログラムは、既存の生産設備の近代化や工場新設による生産能力の拡大、製造管理及び品質管理基準(GMP)の履行、従業員の研修機会の拡充などを柱としている。生産能力の拡大には2億5,000万米ドルを投資し、年産能力を錠剤とカプセルで180億錠、アンプルで2億8,500万本、液剤で30トン上乗せすることを目標とする。

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市場調査会社Vi-Ootisのまとめによると、カザフスタンの医薬品市場の規模(小売価格ベース)は09年に10億ドルと、06年の7億ドルから42.8%拡大した。国家統計局がまとめた09年の医薬品輸入額は6億2,750万ドルだが、Vi-Ootisは、統計に反映されない灰色輸入を含めると、7億990万ドルに上ると推定している。

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