ロシア最大の鋼管メーカーであるTMKが10日発表した2010年1-6月期の最終損益は6,730万米ドルの黒字となり、前年同期の2億400万ドルの赤字から黒字転換した。米国事業の好調が業績改善に大きく貢献した。
\売上高は74%増の25億7,000万ドルへ急増した。鋼管出荷高は57.5%増の189万トンに拡大。米国事業に限ると210%の急伸ぶりだった。EBITDAベースの営業利益は185%増の4億1,500万ドルだった。期末時点の有利子債務は35億5,000万ドルで、2009年末から1.5%増加した。
\同社は、今後も石油・ガス会社のインフラ投資が拡大する見通しであることから、下半期の利益が上半期実績を上回ると見込んでいる。具体的な予測値は明らかにしていない。
\