ブダペストに本拠を置くインターナショナル・トレーニングセンター・フォー・バンカーズ(ITCB)がまとめた2010年上期のハンガリー銀行業界統計によると、国内銀行の税引き前利益の総計は1,765億フォリントで、前年同期から20.7%減少した。
\今年6月末時点の個人向け融資残高は、昨年6月末と比べ7,720億フォリント増加した。外貨建てローンの残高が5.2%減少した一方、フォリント建てローンは3.5%増加した。法人向け融資残高は、昨年6月末から3%(2,160億フォリント)減少した。ただ、昨年12月末からは1.3%(1,290億フォリント)拡大しており、外貨建てローンが5.2%増加したのに対し、フォリント建てローンは3.1%減少した。預金残高は昨年同月末から3.2%(4,140億フォリント)、同12月末からは2%(2,660億フォリント)それぞれ減少した。
\銀行業界の平均自己資本利益率(ROE)は09年上半期の7.1%から5.7%に、総資本利益率(ROA)は0.6%から0.47%にそれぞれ低下、自己資本比率(CAR)は12.3%から12.6%に上昇した。
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