2010/10/20

ロシア

ソビャニン現副首相、モスクワ市長に

この記事の要約

ロシアのメドベージェフ大統領は15日、モスクワ市長候補にセルゲイ・ソビャニン現副首相を指名した。ソビャニン氏は21日、モスクワ市議会の承認を受け正式に市長に就任する予定。同大統領が政治的対立を理由に9月末に解任したルシコ […]

ロシアのメドベージェフ大統領は15日、モスクワ市長候補にセルゲイ・ソビャニン現副首相を指名した。ソビャニン氏は21日、モスクワ市議会の承認を受け正式に市長に就任する予定。同大統領が政治的対立を理由に9月末に解任したルシコフ前市長の後任となる。

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西シベリア出身のソビャニン氏(52歳)はプーチン首相の腹心で、2001~05年に石油工業が盛んなチュメニ州の知事を務めた後、当時のプーチン大統領に呼ばれ、ロシア大統領府長官に就任した。2008年にはプーチン前大統領の首相就任に伴い、副首相に就任し現在に至っている。

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メドベージェフ大統領は、社会問題の解決や交通渋滞の解消、汚職防止などを新モスクワ市長の課題として挙げ、クレムリンに忠実で、実務能力に優れていると評価されるソビャニン氏に期待を示した。

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同大統領は9月末、ルシコフ前モスクワ市長を、「信頼を失った」として解任。プーチン首相も、同氏が大統領と良好な関係を構築できなかったことが解任の理由として、大統領の判断に理解を示していた。

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