ポーランド中央統計局が19日発表した9月の鉱工業生産は前年同月から11.8%増となり、ロイターがまとめた市場予想の11.0%を上回る伸びを示した。前月比では13.2%の増加だった。
\全34業種のうち28業種が前年同月実績を上回った。品目別ではコンピューター・エレクトロニクス・光学製品が40.3%のプラスを記録したほか、化学原料・製品(40.1%)、金属製品(23.8%)、非金属鉱物(22.3%)、電気機器(19.8%)、自動車・トレーラ・セミトレーラ(16.0%)の伸びが目立った。一方、マイナスとなったのは、石炭・亜炭(14.5%)、飲料(7.8%)、家具(2.8%)などだった。
\大手銀行BHPバンクのシニアエコノミスト、Kuterek氏はロイターの取材に対し、9月の鉱工業生産が好調だったことで、7-9月期の経済成長率は、4-6月期の3.5%に近い水準になるとの見方を示した。
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