ロシアの銀最大手ポリメタルはこのほど、今年1-9月期の金生産量が前年同期比55%増の32万6,000オンスに拡大したと発表した。金価格の高止まりを背景に、通年では前年より40%以上多い44万~45万オンスを生産する予定。RIAノボスチ通信が22日伝えた。
\1-9月期の銀生産量は1,340万オンスで前年同期比5%増。銅生産量は3,000トンだった。通期ではそれぞれ1,900万オンス、4,000~5,000トンを生産する計画だ。
\同社は昨年、金31万1,000オンス、銀1,730万オンスを生産。新たに開始した銅生産は1,045トンだった。販売管理費を4割削減したうえ、金価格が上昇したことから営業利益は前年比2.4倍増の1億8,300万ドルに拡大。純損益は1,600万米ドルの赤字から9,600万ドルの大幅な黒字に転換した。
\同社は2011年に金62万~66万オンス、銀2,200万オンス、銅7,000トンの生産を計画している。ただ、この生産予想量はロシア北東のDukat鉱床の採掘テンポが遅れていることから、当初の計画より7%少ないという。
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