2010/10/27

CIS諸国

EBRD、カザフの公共交通の近代化を支援

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)はカザフスタン最大の都市アルマトイの公共交通会社AETに3,520万ドルを融資する。AETは同資金を活用して、環境に優しい市バス200台を購入する。EBRDはアルマトイ市の公共交通サービスの近 […]

欧州復興開発銀行(EBRD)はカザフスタン最大の都市アルマトイの公共交通会社AETに3,520万ドルを融資する。AETは同資金を活用して、環境に優しい市バス200台を購入する。EBRDはアルマトイ市の公共交通サービスの近代化を支援する方針で、今回の融資はその一環で行われる。

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AETは同市にある19の交通会社の1つ。現在はトラム(路面電車)とトロリーバスを運行しているが、今後は同市の122のバス路線のうち9つの路線で市バスを運行することを計画している。

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同市を走る市バスの大半は老朽化しているうえ、排ガス量が多いディーゼルエンジン車であるため、大気汚染の原因になっている。AETが購入するバスは圧縮天然ガス(CNG)を燃料とする車両で、排気ガス中の有害物質の排出量をディーゼル車より大幅に削減できる。また、欧州連合(EU)の排ガス規制「ユーロ4~6」にも対応している。

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