2010/11/3

ポーランド

TPSA、7-9月期は赤字に

この記事の要約

ポーランドの通信最大手テレコムニカーツィヤ・ポルスカ(TPSA)が27日発表した今年7-9月期(第3四半期)決算の最終損益は7億2,000万ズロチの赤字に転落した。TPSAは光ファイバー伝送網(NSL)事業の収益配分をめ […]

ポーランドの通信最大手テレコムニカーツィヤ・ポルスカ(TPSA)が27日発表した今年7-9月期(第3四半期)決算の最終損益は7億2,000万ズロチの赤字に転落した。TPSAは光ファイバー伝送網(NSL)事業の収益配分をめぐり、デンマークの大手通信機器メーカーGN Store Nordの子会社DPTGと長期にわたる係争を続けてきたが、9月3日にTPSAの敗訴が決定。訴訟経費向けに引当金4億6,700万ズロチを追加計上し、引当金総額が10億6,000万ズロチに膨らんだことが収益を圧迫した。

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売上高は3.9%減の39億ズロチに縮小したものの、減収幅は4-6月期の4.7%から改善。携帯電話事業の売上高は1.7%増の19億4,000万ズロチに拡大した。これを受けRoland Dubois最高財務責任者(CFO)は通期では黒字を達成できるとの見方を示した。(1PLN=28.64JPY)

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