チェコのシュコダ自動車が10月27日発表した2010年1-9月期決算は、営業利益が前年同期比64.4%増の80億コルナに拡大した。中国やロシアでの販売拡大や新モデルの投入が奏功した。売上高は同16.3%増の1,600億コルナだった。
\1-9月期の販売は12.8%増の56万8,990台で、同期間の過去最高を記録。中国での販売が65%増の13万4,470台と大きく伸びたほか、ロシアで35.2%増の3万4,273台、インドで36.6%増の1万4,224台と新興国での販売が好調だった。新車買い替え奨励金制度が終了したドイツを除く西欧諸国向け販売も34.5%増えている。チェコ国内は9.2%増の4万3,666台だった。
\シュコダ自のファーラント取締役は、年間販売で10年以内に150万台を達成するとの目標を表明。そのために、生産台数に占めるチェコ国内のシェアを5年以内に50%以下に引き下げ、中国やインドの生産能力を増強する必要があるとした。ただ、国内でも引き続き生産能力と雇用を拡大するとしている。(1CZK=4.60JPY)
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