チェコ保険業協会(CAP)が10月26日発表した2010年1-9月期の加盟企業の保険料収入は1,115億コルナと、前年同期から7.3%増加した。内訳は、生命保険が19%増の500億コルナ、損害保険は0.6%減の615億コルナだった。
\CAPのトマシュ・シコラ会長によると、保険料収入はこのところ生保が順調な伸びを見せる一方、損保は緩やかに減少しており、1-9月期もこのトレンドが続いた。AWDのアナリスト・トマシュ・ランプラ氏は、低金利を背景に生命保険を資産運用の一環として活用する人が増えていることが生保保険料収入の伸びの背景にあり、今後もこの傾向は続くと指摘する。なお、2009年に前年比6%のマイナスに落ち込んだ自動車保険の契約件数は、景気回復とともに持ち直しており、1-9月期は前年同期から2%のプラスとなった。
\1-9月期の保険市場の会社別シェアは、Ceska pojistovna が24.5%で首位。以下、Kooperativa (20.5%)、アリアンツ(7.5%)、CSOB Pojistovna(7.0%)、Komercni pojistovna (6.5%)、ゼネラリ(6.2%)が続いた。(1CZK=4.60JPY)
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